皆さん! こんにちは!
今回は、
【一条工務店はメンテナンスフリー⁉︎】実際は30年間で総額◯◯◯万円⁉︎
このようなテーマで解説していきます。
いきなりですが、
パッと答えることが出来ない人は、是非この記事をご覧下さい。
一条工務店は『メンテナンスフリー』を目指していますが、メンテナンスが必要な設備は、まだまだたくさんあります。
無料でメンテナンスできる設備もあれば、有料の設備もあります。
200万円近い請求が突然来て慌てる前に、今後のメンテナンス費用は『いくら必要になるのか』一度、把握しておきましょう。
30年間のメンテナンスで『必要な費用』と『タイミング』がわかります。
簡単に自己紹介すると、
一条工務店に住む宅地建物取引士です。
実際に住んで感じること、資格を活かした経験から解説しています。
\それではいきましょう!/
目次
一条工務店の無料点検

まず初めに『一条工務店』は、引き渡し後『3回の無料点検』があります。
- 引き渡しから2ヶ月後
- 引き渡しから2年後
- 引き渡しから10年後
平成30年10月9日以降に新規契約、新規仮契約された方は、
- 引き渡しから10年後
- 引き渡しから15年後
- 引き渡しから20年後
引き渡しから20年後の無料点検は、15年目の無料点検で有償メンテナンスが必要と判断され有償メンテナンスの工事を受けた場合に限り、20年目の無料点検があります。
(後に詳しく説明します。)
平成30年10月9日を境目にメンテナンス内容が変わってきます。
「新規契約」「新規仮契約」したタイミングが判断基準なので、契約時期を確認しましょう。
それでは、どのような点検内容なのか紹介します。
【2ヶ月】1回目の無料点検
引き渡しから2ヶ月後の無料点検は、

引き渡し後、特に問題はありませんか?
このような感じで、様子を伺う電話のみで終了します。
もし、問題があれば直接訪問して、点検や修理を行います。
【2年目】2回目の無料点検
2回目の無料点検は、引き渡しから2年目です。
2年目を迎える前に、家の中を隅々までチェックして修繕したい箇所を自分でまとめておきましょう。
点検と言っても、営業担当から電話がきて

引き渡しから2年が経ちますが、問題はありませんか?
このような連絡だけで終了します。
1回目の無料点検と同様で、問題があれば直接訪問して、点検や修理を行います。
また、2年で保証期間が終了する設備があるので、その設備の状態確認も行います。
2年で保証期間が終了する設備は、これから説明するので
【10年目】3回目の無料点検
3回目の無料点検は、一条工務店のスタッフが家に訪問します。
新築住宅は基本構造部分について、引き渡しから10年間、欠陥が見つかったら無料修繕しなければならないことが法律で義務付けられています。
10年保証とは、新築住宅の「基本構造部分」について、売主である不動産会社や注文住宅の建築会社等に、引き渡し後10年間、瑕疵担保責任を負うことを義務付ける制度のことです。10年保証については、「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」等に規定されています(同法第94条、第95条)。
引用:10年保証 とは | SUUMO住宅用語大辞典
法律で規定されている通り、10年目までに欠陥が見つかった場合は、ハウスメーカーが責任を負うことが義務付けられているので、欠陥がないか最後に10年目点検があります。
基本構造部分に欠陥がないのか、10年目に点検をしてくれますが、あっさりを点検は終了するそうです……。笑
- 基礎
- 屋根
- 柱・梁・床
- 壁
- 防虫
- 防水
このような項目を10年目に点検していきます。
以上が無料点検のタイミングでした。
無料点検があるタイミングは「設備の保証期間終了」や「法律で決められている期間満了前」に行われます。
平成30年10月9日以降に、新規契約、新規仮契約をした方は『15年目の無料点検』が重要なので、頭に入れておきましょう。
それでは、各設備の保証期間が終了するタイミングを紹介します。
【保証期間2年】一条工務店の無償メンテナンス

設備の保証期間は、設備ごとによって異なります。
まず、引き渡しから2年で保証期間が終了する設備は以下の通りです。
- 玄関戸、アルミ製のサッシ
- 室内戸、樹脂サッシ
- 壁紙(クロス)、クッションフロア
- 吹き付け塗装
- 瓦、スレート
2年目の無料点検で、問題がなければ上記の設備の保証期間は終了します。
2年目以降に、故障してしまうと有償修理になってしまうので、2年目点検を迎える前に、上記の設備に不具合は無いか入念にチェックしておきましょう。
先程、説明しましたが、無料点検といっても2年目を迎える前に電話がくるだけなので、自己申告で問題があることを伝えるようにしましょう。
上記の設備の、特徴や注意点を簡単に紹介します。
『玄関戸』とは
玄関の扉のことです。
『アルミ製のサッシ』とは
アルミで作られた、窓枠のことで以下の設備になります。
- 勝手口
- 窓
- 雨戸
- 網戸
『室内戸』とは
室内の扉のことで以下の設備になります。
- 木製戸
- 襖
- 障子
『壁紙(クロス)』の保証内
- 引き渡しから傷がついている
- 手が届かない所に傷がついている
- クロスとクロスの間に割れ目ができた
このようなケースの場合は、保証してくれます。
引き渡し後に、私達が付けた傷は対象外です。
『クッションフロア』とは
クッション性のある『床』のことです。
トイレや洗面所、脱衣所などで『クッションフロア』を採用している人が多いです。
吹き付け塗装
吹き抜け部分の塗装のことです。
瓦、スレート
屋根の素材のことです。
屋根に太陽光発電を搭載している人は関係ないです。
【保証期間5年】一条工務店の無償メンテナンス

続いて、引き渡しから5年で終わる設備を紹介します。
引き渡しから、5年で保証が終了する設備は以下の通りです。
- 水道配管、水栓器具
- 給湯熱源機
- トイレ
- IHクッキングヒーター、ガスコンロ
- 食器洗い乾燥機
- エアコン
- 照明器具
- スイッチ、コンセント
5年目は、お知らせや無料点検等が無いので、申請漏れに注意して下さい。
上記の設備は、基本的に毎日使うので「様子がおかしい…。」と思ったら、すぐ連絡しましょう。
上記の設備の、特徴や注意点を簡単に紹介します。
給湯熱源機
- ボイラー
- エコキュート
- 電気温水器
このような設備のことです。
トイレ
- 便器
- 便座
- ウォシュレット
このような設備のことです。
IHクッキングヒーター、ガスコンロ
IHクッキングヒーターとガスコンロは、使える場所が複数あるので、よく使う場所が偏ります。
全ての場所で正常に使えるか確認しましょう。
エアコン
寒い時期に5年目を迎える人は、エアコンを付けて確認しましょう。
冬場は床暖房だけで生活している人が多いので、エアコンを起動させて正常に動くのか、しっかり確認しましょう。
照明器具
長年住んでいると、使う照明も偏ってきます。
5年目を迎える前に、全ての照明を付けて確認しましょう。
スイッチ、コンセント
スイッチやコンセントは、使う場所が特に偏ります。
携帯の充電器を挿して、全てのコンセントで充電出来るか確認しましょう。
【10年目と15年目】無料点検と長期保証終了のお知らせ⁉︎

先程から少し触れていますが、
新規契約 or 新規仮契約のタイミングが平成30年10月9日を境目に保証内容が変わってきます。
契約のタイミングが『平成30年10月頃』の方は、担当営業にしっかり確認をしましょう。
平成30年10月9日より前に、新規契約、新規仮契約をした方
平成30年10月9日より前に「新規契約」「新規仮契約」をした方は
一条工務店から『御入居後、10年点検のご案内』という、ハガキが届きます。
ハガキの内容は、
- 後日、営業担当から改めて連絡します。
- 10年目点検の希望日の確認
- 10年目点検は、1時間程度で終了します。
- 押入天井入口・キッチン床下収納も見るので周辺を片付けておいて下さい
このような内容です。
後日、営業担当から連絡がきて『10年目点検』の日時が決定します。
当日は『一条工務店』のスタッフが、1人で訪問し、
- 基礎
- 屋根
- 柱・梁・床
- 壁
- 防虫
- 防水
このような、住宅の基本構造部分をチェックします。
10年目点検の終了後に、
一条工務店の30年保証を勘違いしている人が多い⁉︎
10年目点検が終了すると、点検結果のお知らせがあります。
その、見積りが衝撃です。
- 100〜200万円の修理見積もり
- 修理をしないと、保証期間の終了

えっ?一条工務店の住宅保証って30年じゃないの?
このように『一条工務店』の住宅保証は、無条件で30年だと勘違いしている人は非常に多いです。
一条工務店の公式ホームページには、長期保証・保証継続条件について、このように記載されています。

簡単に説明すると、10年目もしくは、15年目(平成30年10月9日以降に新規契約、新規仮契約をした人)の無料点検で有償メンテナンスが必要と判断された時、有償のメンテナンス工事を行った場合のみ保証期間が継続します。
最初から、30年間の保証が約束されている訳ではありません。
一条工務店は、有償メンテナンス工事を行なった場合のみ
太陽光発電を設置して10年でFIT制度は終了
補足ですが、引き渡しから10年でFIT制度も終了します。

FIT制度ってなに?笑
このような方は、是非この記事をご覧下さい。
【30年】一条工務店のメンテナンス保証期間

先程、説明しましたが『一条工務店』の住宅保証は最長30年です。
30年後に不具合があった場合は、
- 有償で一条工務店に依頼する
- 自分で修理業者を探す
この二択になります。
有償で『一条工務店』に依頼する
30年後も『一条工務店』にメンテナンスをお願いすることは出来ます。
『一条工務店』に依頼するメリットは、
一条工務店は私達の情報を全て把握しているので、スムーズにメンテナンスしてくれます。
間取りや設備の種類、過去の修理履歴を把握しているので、私達の手間が少なくなります。
逆に『一条工務店』に依頼するデメリットは、
このデメリットは、なんとなくイメージが付くと思います。
自分で修理業者を探す
2つ目の方法は『自分で修理業者を探す』です。
自分で修理業者を探すメリットは、

なるべく安く家の修繕をしたい!
このような方は、自分で修理業者を探しましょう。
他にも、30年後に発生するメンテナンスがあります。
正確には、シーリングの打ち替え作業です。
外壁とサッシの隙間を補強すること。
この、シーリング打ち替え作業を行わないと、
耐水性と気密性に影響があるので、シーリング打ち替え作業をオススメします。
まだ先の話だと思いますが、頭の片隅には入れておきましょう。
自然災害で家が被害に遭った場合

一条工務店にお住まいの皆さんは、
自然災害で住宅が破損しても、手厚く補償される可能性が高いです。

- 大雨で床下浸水してしまった。
- 大雪の重さに耐えきれず、雨受けが破損した。
- 強風で屋根が飛んでいった、物が飛んできて破損した。
- 雷が直撃した。
- 地震で住宅が破損した。
自然災害で住宅が被害に遭った場合は、火災保険を使うと無料で修繕出来ます。
自然災害のほとんどは補償されるので、まずはお問い合わせしてみましょう!
\詳しくはこちらから!/
〜まとめ〜 一条工務店の総額メンテナンス費用は?
【一条工務店はメンテナンスフリー⁉︎】実際は30年間で総額◯◯◯万円⁉︎でした。
30年間で必要なメンテナンス費用は、
総額 約300万円です。
- 保証期間延長の為の工事費
- シーリング打ち替え作業費
- その他
少なくても、300万円は必要です。
その他の中には、床暖房の不凍液やロスガードの消耗品の費用などが入っています。
詳しくは、こちらを参考にして下さい。
一条工務店は自己申告が大事です。
不具合を見つけたら、点検を待たずに『一条工務店』のスタッフに連絡しましょう。
以上参考になれば嬉しいです。
ではまた。
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