この記事の信憑性
今回は、売電価格が上がらない理由について解説していきたいと思います。
なんで、電気料金が高騰しているのに太陽光発電の売電価格が上がらないの?
今後、売電価格は上がるの?
このような疑問がある方は是非ご覧ください。
「電気料金が高騰しているなら、売電価格も上がっていいんじゃない?」
と、皆さんも感じたことはありますか?
私も不思議に感じていました。笑
残念ながら売電価格は下り続けます。
その理由を解説するので、興味のある方は是非最後までご覧ください!
\それではいきましょう!/
目次
売電価格が上がらない理由
実は、様々な要因が重なり、太陽光発電の売電価格は下り続けています。
売電価格が下がり続けている理由は以下の通りです。
詳しく解説します。
需要と供給のバランス
売電価格が上がらない理由の1つ目は、需要と供給のバランスです。
日本は、太陽光発電を設置している方が多く、太陽光発電の発電量は年々増え続けています。
電力会社は、たくさん太陽光発電からの電力を受け取って蓄えが充分あります。
しかし、太陽光発電の電力を欲しがっている方は少ないそうです。
発電量は増えている(供給)のに、太陽光発電の電力を欲しい人(需要)は少ないので『需要と供給のバランス』が崩れてしまっている状態です。
このような状態になると、売電価格を下げて需要と供給のバランスを調整しているので、売電価格が下がり続けてしまいます。
「需要と供給のバランスを保つ為に、意図的に売電価格を下げている」こちらが1つ目の理由になります。
固定価格買取制度の変更
2つ目の理由は、固定価格買取制度の変更です。
太陽光発電を導入してから10年間は、固定価格買取制度(FIT制度)という制度が適用になります。
しかし、この制度は定期的に見直され、売電価格が引き下げられることがあります。
その理由として、発電の技術革新や導入コストの低下に伴い、太陽光発電の普及が進んできているので、制度自体が廃止される可能性もあるそうです。
これ以上普及する意味がないと判断され、
が、手薄になってきています。
このような理由を含め、売電価格を高くする理由が無くなりました。
自然エネルギーの競争力
3つ目の理由は、自然エネルギーの競争力です。
自然エネルギーが発展してくると、太陽光発電の価値が低くなり売電価格に影響を与えます。
例えば、風力発電やバイオマス発電などの自然エネルギーが発展してきたので、このようなエネルギーとも電力会社は売買しています。
そのため、太陽光発電の売電価格だけを上げると、他の自然エネルギーとの競争力に影響を及ぼす可能性があるので、値段を上げにくい状態になってしまいました。
政府のエネルギー政策
4つ目の理由は、政府のエネルギー政策です。
政府は、再生可能エネルギーの普及を促進するために、太陽光発電を含む自然エネルギーの導入に補助金を出すがあります。
補助金を出した時は、太陽光発電を導入する方は多くなりますが、補助金を出さない時期は、導入する方が減ってしまいます。
要するに変動が激しい業界となっています。
このような状況のため、安易に売電価格を上げることは出来ない状態になってしまいました。
政治的な要因
5つ目の理由は、政治的な要因です。
政治的な意図によって、売電価格が上げられたり下げられたりすることがあります。
政治的な意図がある場合、売電価格の変動は、需要や供給といった市場原理によるものではなく『政治的な要素』のみで価格が変動する場合があるので、安易に売電価格を上げることが出来ない理由の1つとなっています。
以上が、売電価格は上がらない理由でした。
残念ながら、電気料金は高騰するけど太陽光発電の収益は減る一方です。
そこで、家計を少しでもラクにする方法を最後に紹介します!
電気料金の高騰に備える方法
電気料金が高騰しているので、電気料金高騰の対策を紹介します!
太陽光発電を導入している方は、なるべく自家消費をするように心がけましょう!
売電価格が下がっても、自家消費する電力量が増えることで、実質的なコスト削減効果が得られます。
後は、電気料金以外の部分で節約をしていくしかありません。
こちらの記事を参考にすると、家計の負担を減らすことができるので是非参考にして下さい!
\家計をラクにする方法!/
【まとめ】太陽光発電の売電価格が上がらない理由
『電気料金が上がっているのに太陽光発電の売電価格が上がらない理由』でした。
これらの要因が複雑に絡み合っており、一概に原因を特定することは難しいですが、太陽光発電の売電価格が上がらない理由は、先程紹介した内容が要因となります。
複数の要因が重なり『売電価格』は上がっていません。太陽光発電に関連している私たちは常に情報収集をして、最適な手段をとっていきましょう。
以上、参考になれば嬉しいです。
ではまた。
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